顔 二題
その1.彼岸参りに来た人の話
「私、近所の人の葬儀に行って来たんだけど、今までにあんな美しい死に顔見たことない。すばらしい死に顔を見せてもらいました。私も死ぬ時はあんな顔で死にたいと思っちゃった。終わって葬儀の帰り道、近所の人と話したんだけど、私と同じように思ったらしいの。ああいう死に方ができるのはやはり普段の生き方が大事、いいかげんに生きていて死ぬ時だけ美しくなんて出来っこないよね。96才までどんな風に生きて来たんでしょうね。きっと素敵な生き方だったんでしょう。死んでまで私たちに学ぶことを教えてくれるおばあさんに合掌です。」
その2.癌で逝った人
骨に黒ずんだ皮膚がペタッとはりつき、ミイラのように体がすべてを使い果し生ききった姿・・・今日の医学の進歩の象徴のような死に顔。一晩で急変、医者は駆けつけ施主の一日でも命をながらえて欲しいという希望があれば手術をし、それに応えるという。施主は言ったという「もういい苦しませたくない」と。居ならぶ親戚の者も、施主の意向に皆うなずいたという。
うなずきに合掌したのは、死者なのかも知れない。あなたはどんな顔を死に顔として選択したいか。明日は我が身なのだ。 合掌
テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記
- 2007/10/27(土) 23:36:04|
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